医業経営コンサルティングの詳細

医業とは、医院、病院、歯科医院、介護施設、老人施設などを指します。医業経営が一般の企業経営と異なるのは、端的に言えば公益性の有無です。医業経営は営利を第一義に経営が行われているのではなく、公益性、公共性を如何に担保できるかという視点が重要になります。たとえ赤字経営を続けても、その破綻や倒産が一定の地域内での公益性を損なう場合には何としても再生を果さなければならない問題となります。また、医業の収益は検査、診断、処置、治療等の医療行為に対する保険点数によります。したがって、点数と労働生産性との関連を把握した上で、より高い点数の医療行為を多くし、より低い点数の医療行為を減少させることで収益性を改善することは可能です。しかしながら医業における収益性については、あまり積極的な収益の向上施策の展開は慎む必要があるでしょう。とはいうものの、一方で経営の悪化している医療機関も多く存在します。従って、医業経営に関する経営コンサルティングとしては、3つの視点を中心に支援を行っております。

1.患者の立場に立った医療行為の実践と患者満足度の向上:地域性や患者特性等を把握し、患者の求める医療サービスの提供を行う。また、地域内医療機関連携も考慮する。
2.医療サービスを提供する専門職集団の組織効率化と目標に沿った実践展開:専門職のそれぞれに求められる技術力や人間力等に関する基準と評価の設定並びに人事諸制度の再構築を行うことで医療サービスの質の向上と労働生産性の改善向上を図る。また、資格間序列と職務、職位の関係を整理する。
3.医療行為に使用する材料、機器等のマネジメント:医療行為の実践に使用する消耗品等の変動費の各費目について、その使用状況、在庫管理状況の管理精度を高めることで、変動比率の低減を図る。

以上の経営コンサルティング活動を通じて、経営の内容を充実させ、収益性の改善を図ることが可能となります。医療についての既定の制度を嘆くよりも、医療機関が独自に対応できる努力を行うことが重要と考えています。特に医業に関しては、経営の専門家が事務長という立場であり、内部から経営を改革するのに必要な推進力が不十分な場合が多く見受けられます。従って、外部の力を活用して改善改革を推進することをお勧めします。
posted by Intelprise Consulting | 業種経営支援